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物件選びの参考に!防音性能に優れた分譲マンションを見分ける方法とは?

公開日:2021/11/01  


生活していく中で、ストレスを感じる要因として騒音問題が挙げられます。騒音にはさまざまなものがありますが、生活音で近隣とトラブルになることも少なくありません。やはり快適に暮らすには、防音性や遮音性の高い物件に住むのが一番でしょう。今回の記事では、防音性能に優れた分譲マンションの見分ける方法を紹介します。

分譲マンションにおける騒音とはどのようなもの?

分譲マンションにおける騒音には2種類あり、騒音として判断される基準も設けられています。

■空気音

空気音は空気によって伝わる音のことで、工事音や人の話し声、ペットの鳴き声などが当てはまります。マンションの部屋から部屋へ聞こえる音も空気音で、空気によって伝わる音のため、いかに空気を遮断するかが対策のポイントになってきます。

■個体音

個体音とはマンションの構造部分(床・壁・天井)が振動する音で「エレベーターが稼働する音」「トイレの水が流れる音」「エアコンの作動時の音」などが考えられます。個体音は構造部分の振動によるものなので、振動を吸収して和らげる工夫が必要となってきます。

■騒音の基準

住宅地の騒音基準は地域によって異なりますが、昼間は50~60デシベル以下、夜間は40~50デシベル以下を基準としているようです。これは環境省が定めるもので、これ以上の音は騒音と認識してもよいというガイドラインがあります。しかしあくまで目安であって、基準を厳格に守ることは難しく、環境や人の感じ方によって捉え方は違ってきます。

防音性能に優れた分譲マンションを見分ける方法

防音性能に優れた分譲マンションを見分けるにはいくつかの方法があり、物件の構造の違いや特徴によっても防音性能は変わってきます。

■鉄筋コンクリートの構造の物件を選ぶ

鉄筋コンクリートはコンクリートの内部に鉄筋を埋め込んだ建材を使用しており、気密性が高く防音性が優れています。鉄骨鉄筋コンクリートの場合も、鉄筋コンクリートと同じくらい防音性に優れ耐震性が高いです。

■壁が厚く、隣接する物件の音が伝わりにくい間取りを選ぶ

購入する前に内見を行い、壁の厚みをチェックするようにしましょう。そして隣の物件の間取りを把握し、接地面に収納スペースやキッチン、浴室がある場合は音の大きさを緩和できます。

つまり音が吸収されるので、間取りによって音の伝わり方は異なるのです。物件内においても、トイレと浴室を隣接した間取りは、音の発生する場所を1ヶ所にまとめることになるため、あちこちから騒音が聞こえる状況を避けることができます。

■最上階や角部屋の物件を選ぶ

最上階や角部屋の物件を選択すれば、右隣りあるいは左隣り、上の階の騒音をカットできます。それによって騒音に悩まされたり、自分自身が迷惑をかけたりするリスクも少なくなります。また1階の物件を選んだ場合は、足音や床に物を落とした時の音など、気遣いをする必要はありません。

■静かな環境にある物件を選ぶ

騒音というのはマンション内だけでなく、周りの環境によっても引き起こされます。たとえば電車の線路があったり、車が頻繁に走行する道路があったりすると、常に乗り物による騒音で悩まされる可能性があります。

また観光地や繁華街が近くにある場合は、深夜でも多くの人が行き来することが考えられるでしょう。マンションを購入する前には、必ず周辺環境をしっかりチェックしましょう。購入してしまってから気づいても、簡単に引越しすることはできません。

分譲マンションの防音は自力でも行える?

騒音によって被害者になったり加害者になったりする可能性はあります。気を付けていても、近隣の住民に迷惑をかけていることは少なくありません。できるだけ自分自身が騒音を出さないように防音対策を行い、トラブルにならないようにしたいものです。それでは、自力で行える防音対策はあるのでしょうか?

■家電の騒音には防振ゴムや防振シートを活用する

よく問題視されるのが家電の騒音で、とくに洗濯機の音はトラブルになるケースが多いです。夜間に洗濯機を使用して、両隣や階下の部屋に響いてしまうことが少なくありません。家庭の事情があっても、やはり迷惑にならないような配慮が必要でしょう。市販されている対策用の防振ゴムや防振シートを使うと、振動を抑え騒音を軽減できます。

■生活音を防音マットや防音カーテンなどで対処する

生活を送る上でさまざまな騒音は発生するもので、床に物を落としたり足音だけでも響いたりします。そういう時防音マットを敷けば、騒音を最低限に抑えることが可能になります。

防音カーテンは窓から外部に音が漏れるのを防ぐと同時に、外側の騒音を部屋の中に響かせません。窓以外の壁には防音シートを貼ることで、騒音を軽減できます。これらのアイテムを設置しておけば騒音に関してのトラブルを回避し、ストレスも軽減されます。

このように防音対策を自力で行う方法はあるので、自分に適した方法で対処しましょう。

まとめ

人それぞれ音の捉え方は違い、騒音と感じる場合は生活に支障をきたし、次第にストレスとなっていきます。トラブルを引き起こす要因にもなるので、マンション選びをする時には、できるだけ防音性の優れた物件を選択するようにしましょう。見極めるのは難しいですが、事前にしっかりリサーチすることが大事です。

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