高層マンションにはない魅力がある!低層マンションのメリットとは
タワーマンションのような見晴らしの良さやサービスは無いですが、低層マンションにも多くの魅力があります。都会に疲れて閑静な低層マンションに住みたいという人も多いのではないのでしょうか。今回は低層マンションの魅力について解説し、購入時の注意点も紹介しますので、興味がある人はぜひ参考にしてください。
高層マンションとは異なる低層マンションの魅力
誰しもが都会にそびえたつ高層マンションに住みたいというわけではなく、低層マンションに住みたいという人も多いでしょう。高層マンションとは違う低層マンションの魅力は、以下のとおりです。
閑静で落ち着いた環境
低層マンションは、戸建てが中心の住宅街に建てられることがほとんどであるため、閑静で落ち着いた環境であることが多いです。また、低層マンションが建つことが多い低層住居専用地域は、高さ制限や日影制限があるため、日当たりがよいことも魅力の一つです。
安定した資産価値
低層マンションが建つことの多い低層住居専用地域は大きな商業施設や工場の建設が不可であるため、閑静な環境が長く保たれます。低層マンションは住環境の良さが保たれることで、一定の需要があるため、安定した資産価値が期待できます。
費用面
物件価格は立地や間取りといった条件によりますが、高層マンションと比較すると低層マンションの方が費用面を抑えられることが多いです。高層マンションのように管理費や修繕積立金が高くないため、低層マンションは想定外の出費が発生することはありません。購入費用、維持費用が抑えられる点は低層マンションの魅力の一つです。
低層マンションに住むメリット
落ち着いた環境や費用面などで、高層とは異なる魅力をもつ低層マンションですが、ほかにも以下のようなメリットがあります。
エレベーターを待たずにすむ
高層マンションの場合、エレベーターの混雑はつきものですが、低層のマンションでは階段があるため、エレベーターの混雑に悩むことはありません。3階程度であれば、階段で昇り降りできる人も多いのではないでしょうか。階段を使うことで運動不足の解消にもつながります。
良好な近所付き合いができる
低層マンションは住人が少ないことから、お隣の住人たちと親密な付き合いになりやすいです。パパ友やママ友のような新たな出会いも期待できます。長く住み続けるうえで、近所同士で顔見知りであることは、安心感に繋がります。
災害時に安心
エレベーターでの昇降が中心となる高層マンションでは、災害時の避難に難点がありますが、低層マンションであれば、階段ですぐに避難できます。また、低層マンションは住宅街エリアであることから、公園や学校といった避難場所も近くにあるため安心です。地震の揺れも高層マンションのように大きく揺れないため、家具や家電が破損するリスクも少ないでしょう。
低層マンションに住むデメリット
低層マンションには、住みやすいメリットがある一方、以下のようなデメリットもあります。
エレベーターの無い物件
低層マンションはエレベーターが無い物件が多く、3階以上になると階段での昇り降りが負担になるかもしれません。とくに高齢の方は、エレベーターが無ければ大きな負担になるため、定年後の生活も視野に入れる場合は、注意しておきましょう。
自由にリフォームできない
マンション購入時に、将来的なリフォームやリノベーションを視野に入れる人も多いかもしれません。しかしながら、低層マンションは制限がある物件が多く、理想的なリフォームはできない可能性があります。将来の生活スタイルを念頭に検討しなければなりません。
見晴らしが悪い
低層住宅専用地域で建てられる低層マンションは高さ制限があることから、見晴らしはよくありません。高層マンションのように、部屋から街を見渡すような景色を見られないことは、デメリットの一つでしょう。
駅へのアクセスが悪い
低層マンションが建てられるエリアは、ほとんどが住宅街のため、最寄りの駅までのアクセスが悪いことがデメリットとなります。物件によっては駅が徒歩圏内には無く、バスや自転車で駅まで行かなければならないことも考えられます。
低層マンションを購入するときの注意点
さまざまな魅力がある低層マンションですが、購入するときに考慮すべき注意点があります。低層マンションが建てられる地域は、住宅街専用の地域となっており、大きな商業施設はありません。徒歩圏内では買い物の範囲が限られてしまうなど、不便になるかもしれないので、周辺施設へのアクセスはチェックしておく必要があります。
また、低層マンションは高層マンションと比較すると物件の供給数が少ないため、人気の物件はすぐに買われてしまいます。あらかじめ、不動産会社探しなどの下準備を進めておき、すぐに購入出来るようにしておきましょう。
低層マンションには高層マンションにはない魅力がたくさんあります。閑静で落ち着いた住環境であることが多く、一定の需要があるため、安定した資産価値を保てます。高層マンションのような高い管理費と修繕積立金の追加徴収の心配もありません。低層マンションはエレベーターを待たずに済むことや、良好な近所付き合いが期待できること、階段ですぐに避難できるため災害時も安心というメリットがあります。しかしながら、自由にリフォームできないことや見晴らしが悪い、駅へのアクセスが悪いといったデメリットが低層マンションにはあります。低層マンションの検討時は、不動産会社の選定など下準備を進めつつ、周辺施設をチェックしておく必要があります。