買うなら資産価値が下がらないほうがいい!分譲マンションの選び方とは
住宅の購入時に、資産価値を重視して購入する人が増えてきています。同じ住宅に住み続けるのではなく、ライフスタイルや家族の人数の変化に合わせて転居することを踏まえると、売却時に高く売れた方がよいでしょう。資産価値が下がらない分譲マンションを選ぶポイントを把握しておくことで、資産形成を有利に進めていきましょう。
マンションの資産価値とは
まずは資産価値の定義について確認しながら、マンションの資産価値が注目される理由について把握しておきましょう。
そもそも資産価値とは
資産価値とは、それぞれの資産が持つ財産としての価値のことです。株や債権などの金融資産や住宅などの不動産、車やゴールドにも資産価値があり、資産が売却される時の価格が資産価値となります。
マンションなどの不動産における資産価値は、土地と建物の2つで構成されています。土地は立地条件や面積の広さによって価値が決められ、建物も築年数や間取りといったさまざまな要素から価値が決められます。
住宅の流動性が高まっている
従来の住宅購入は、一生住み続けるマイホームとして購入されてきており、資産形成として購入することは少ない傾向でした。しかしながら、ライフスタイルの多様化に対応できるよう、住宅を住み替えることを視野に入れる人が多くなっています。
最初の家を出来る限り高く売却して新居を購入するためには、資産価値を重視する必要があります。住宅の流動性が高まることで、資産価値を意識した住宅購入をする人が増えているのです。
資産形成としてのマンション購入
マンションの購入を住居専用というわけではなく、資産形成の要素を重視した考え方が拡大しています。分譲マンション購入は住宅ローン減税などを受けられるため、金融資産だけではなく、不動産であるマンションを資産として加える人が増えつつあります。
不動産のなかでも高く売れて、高く貸せる見込みがある分譲マンションが資産として注目されています。需要の高まっていくエリアの分譲マンションを購入しておけば、将来的な売却時に売却益を得られる可能性があります。
また、売却はしたくないけど、転勤で家を離れなければならないという場合も貸し出すことで家賃収入を得られます。グレードの高い分譲マンションは賃貸に出すと一定の需要があります。高値で売却でき、貸し出しも可能な分譲マンションは、資産形成の選択肢の一つとなっています。
資産価値の下がらない分譲マンションの選び方
将来的な売却や貸し出しを見据えて分譲マンションを購入する場合、価値が下がらない物件を選ばなければなりません。以下のようなポイントをおさえて、分譲マンションを選んでみましょう。
立地条件
マンションの価値において、最も重要な要素であるのが立地条件となります。需要が高く、人気のエリアであれば、土地価格が下がることはなく、むしろ地価が上昇する可能性があります。
需要があれば、売却価格が購入時の価格を上回ることで利益を得られます。人気のある立地条件としては、徒歩圏内に駅があり、通勤や通学がしやすいこと、周辺施設が充実しており、買い物に困らないことなどが挙げられます。
広さや間取り
マンションの価値として部屋の広さや間取りも影響します。しかしながら、必要以上に広い部屋などニーズとかけ離れていると購入対象から外れてしまいます。
希少性
分譲マンションには、さまざまな種類がありますが、希少性のある高層のタワーマンションや低層マンションといった物件は、価値が下がりにくい傾向にあります。
タワーマンションが持つブランド力はもちろんのこと、利便性やサービス面が優れており、需要の高い物件です。低層マンションは閑静で落ち着いた生活ができますが、供給数は少なく希少性の高い物件です。
災害リスクの低さ
日本は地震や水害が多いことから、災害リスクの低いマンションであれば、価値が下がりにくいです。耐震性があり、ハザードマップなどで問題の無いことを確認しておきましょう。
分譲マンション選びで失敗しないためには
分譲マンション選びにおいて大切なこととして、資産価値が下がりにくいことだけが重要ではありません。分譲マンションの購入は資産形成としての側面も重要ですが、生活していくうえでの満足度も同じくらい重要です。
そもそも都市開発が進む人気エリアは、資産価値が高止まりしており、購入のハードルも当然高くなります。昨今、交通の便などの利便性よりも部屋の広さや、自然環境といったメリットを重視する人も増えています。資産価値のみならず、住みやすさなどの満足度も大事にしながら、分譲マンションを選びましょう。
不動産は土地と建物、それぞれの価値によって資産価値が決まりますが、マンションも資産形成の手段として注目されています。将来的な売却や貸し出しを想定しながら、資産価値を重視して、分譲マンションを購入する傾向にあります。価値が下落しない分譲マンションを探すため、立地や間取りなどおさえておくべきポイントがあります。ただし、分譲マンション選びで失敗しないためにも、資産価値の観点だけではなく、生活満足度が低下しないように注意しなければなりません。資産価値と自分たちが住む快適さのバランスを上手にとって、分譲マンション購入を検討しましょう。