500万円で分譲マンションは購入できる?どんな物件が買えるのか
賃貸で毎月家賃を払うより、分譲マンションを購入した方が、毎月の支払いが安く収まると考えている人も多いのではないでしょうか?近年では、新築マンションを中心に価格が高騰しており、中古マンションが狙い目です。本記事では、北九州市にある500万円以下の分譲マンションの特徴を中心に解説します。
500万円でも購入できる分譲マンションはある
北九州市には、500万円以内で購入できる分譲マンションはいくつかあります。中古マンションが人気の理由のひとつは、自身でリノベーションできる点です。
自身でリノベーションすることで、自分好みの部屋にできるのがメリットです。元々リノベーションがされている物件は、中古マンションの購入費用にリノベーション代も含まれています。自身でリノベーションをしたい場合は、リノベーション済みの物件を選ばないようにしましょう。
また、中古マンションには新築マンションと違い定価がありません。新築マンションは不動産会社の利益を上乗せして販売するのに対し、中古マンションは売主が販売価格を決めているのが大きな違いです。そのため、中古マンションを購入する場合は、相場をしっかり把握しておく必要があります。
住宅金融支援機構の2022年度フラット35利用者調査によると、中古マンションの相場は年々上がっており、2022年の全国平均相場は3,157万円です。2022年の全国平均相場は前年比で131万円も上がっています。
2022年はウクライナとロシアの戦争により、物流に影響が出たのが価格高騰の主な原因です。とくに新築マンションでは、建築資材や設備の機器の価格が高騰しているため、価格が高騰しています。
中古マンションも少なからず物価の高騰の影響を受けており、価格上昇が止まる見込みは現状ありません。価格が高騰している中で500万円以内の中古マンションが購入できると、全国平均相場よりとても安価に抑えられるのでお得です。
次の項目で500万円の中古マンションの特徴をみましょう。
北九州市の500万円で購入できる分譲マンションの特徴
北九州市の500万円以内で購入できる中古マンションの特徴を築年数、間取りに分けて解説します。
築年数
北九州市の500万円以内で購入できる中古マンションは検索で11件出てきており、その内全ての物件で築年数が30年を超えています。マンションの法定耐用年数は鉄筋造りのもので47年ほどです。
しかし、実際にはマンションのメンテナンスで寿命は変わってきます。メンテナンスがしっかりされていると、寿命は50年以上になることもあります。
ところが、1981年の6月以前のマンションは旧耐震基準で建てられたもので、寿命に関わらず地震で倒壊する恐れがあります。1981年の6月以前に当てはまってくる築40年以上のマンションは、耐震基準を確認するようにしましょう。
間取り
該当するマンションの多くは、2LDK以上の間取りでした。部屋は和室があり、リノベーションがされていない物件もあります。
立地は徒歩で最寄り駅まで20〜30分ほどかかる物件が多くなりますが、バス停は近くにある物件がほとんどなので、最低限の環境は整っています。
500万円で分譲マンションを買うときの諸費用
この項目では、500万円で買える中古マンションにかかる諸費用の内容を解説します。中古マンション購入時は物件金額以外にも様々な諸費用がかかり、諸費用の合計金額は物件金額に対して5〜10%ほどが一般的です。
諸費用は基本的に現金払いになるので、キャッシュレスやカードの支払いが日常的になっている人は注意しておきましょう。諸費用は契約時にかかるもの、引き渡し時にかかるものなどタイミングもさまざまです。
タイミングごとにどのような諸費用がかかるかを紹介します。
売買契約
売買契約時には、手付金と売買契約印紙税がかかります。手付金は住宅購入の際に、物件代金の一部として払うものです。手付金は物件金額に対して0.5割〜1割ほど支払うのが一般的です。
住宅ローン契約
住宅ローン契約時にはローンの保証料や事務手数料、火災保険料などさまざまなものがあります。一般的に物件購入の諸費用で思い浮かべるものは、住宅ローン契約時にかかるものが多いのではないでしょうか。
住宅ローン契約時の諸費用は安く抑えることも可能です。保証料が無料のローンを探す、手頃な火災保険料を探すなど少し手間はかかりますが、諸費用を抑えたい人には手間をかける価値が十分にあります。
引き渡し
引き渡しの際は頭金や登記費用、仲介手数料がかかってきます。頭金は住宅ローンを組む際に物件金額の一部を支払うことで、住宅ローンの総額を安くできます。
住宅ローンを組む際に必ず頭金を支払う必要はありません。しかし、頭金を支払っておかないと住宅ローンの借入金額が大きくなるので、利息がより多くかかり月々の支払額も多くなります。
頭金は自分の貯蓄や生活状況を見た上で、無理のない範囲で払っておくのがおすすめです。
まとめ
本記事は、北九州市の500万円で購入できる中古マンションの有無、特徴を主に解説しました。中古マンションに移るには、購入費用以外にも引越し費用もかかります。引越し費用も土日を避ける、午後からの引越しにすることで安くなることがあります。マンションの購入は新築、中古に関わらずまとまった金額が必要です。物件の見学や購入する前に、事前に担当者におおよその金額を聞いておくようにしておきましょう。